「レ・ミゼラブル」


気が付いたら もう前回更新から2カ月近く経過。(って こんな書き出しばっかり)

で 前にも書いたけど忙しさに紛れて PCを起ちあげない日も多くってね。
知らん間に月日だけが流れていってしまってんのよね。
うーん こうして歳を取っていくんっすねぇ。

しかも6月中旬に母親が交通事故に遭ってしまって 実家に帰ったりが続いていたのが
拍車をかけたってのもあるんだけどね。あとちょっとで母親も無事退院できそうなので
ちっとは落ち着いて更新出来る日も増えるかも?つーか 増やしたい です。

で 「レ・ミゼラブル」です。鑑賞日は前回の更新日よりも更に前の5月8日。(汗)
2回目の鑑賞がポシャってしまったのは この間も書きましたが その後どうしても
都合がつけられず 再鑑賞出来ぬまま帝国劇場公演は千秋楽を迎えてしまいました。
マジで大阪公演とか行こうかと調べてみたんですが SOLD OUTなんですねぇ。(驚)
んじゃ 名古屋かとか思っていたところ 11月に帝劇で凱旋公演決定のニュース。
今度こそ 今度こそ しっかり観に行かなくっちゃ。

何がそこまでさせるのか?
これだけ上演を繰り返してきた演目で 複数回観てる人も 俺を含めてたくさんいる中で
それでも連日大入り SOLD OUTになるのは なぜなのか?

それは やはり「本物」だからなんだと思います。

もちろん 映画のヒットが追い風になったり 新演出版への期待が足を運ばせた部分も
かなりを占めているとは思いますが 繰り返し観たいと思わせるのは 芯の部分が
しっかりしてるからなんでしょう。

新演出版と旧演出版の違い。
それはもう 何から何まで違います。
つっても 「本質」の部分は全く変わってないですけどね。(そこがまた凄いと思う。)
旧演出版は ご覧になられた方はご存知だと思いますが セットを極力排し
回り舞台と照明と役者の演技によって壮大な物語を作り上げていました。
新演出版は その真逆で 作り込まれたセットと 厚みを増した音響と
映像を駆使した演出で 観る者を文字通り圧倒します。

そういう意味では より映画版に近い作りになっているとも言えます。
(映画版が新演出版を基にしているという方が正しいのかな?)

別物に作り替えてしまうのではなく バージョン(版)の違いを楽しむことが出来る
そういうところも 多くのリピーターを惹きつけているのかもしれません。

映画版のところでも書きましたが 泣き所のひとつ マリウスが歌う「カフェソング」
ここの演出が 旧演出版の戦友が背後に登場する物とも 映画版の完璧なソロとも
違うんですが もうね 素晴らし過ぎて 涙が止まりませんでした。

って 書いていたら11月まで待ち切れなくなってきてしまいましたが
きっと あっという間に来ちゃうんでしょう ここんとこの月日の流れの速さだとね。

更新もマメにしなきゃね。
観た映画や舞台も 溜まってるしね。(汗)

「杮葺落四月大歌舞伎」


いやぁ 時間が経つのが早い 時が過ぎ去っていくのが速い。

っつうのも ちょっと前(5月1日付)に勤務地が変更になったんっすよ。
ま 異動っつうんでしょうか いわゆる転勤っちゅう奴です。
特に通勤が大変になったわけでもないし(逆に近くなった位) 
仕事自体に変化はないんですが なんだかめちゃくちゃ疲れるんですよね〜。
前のとこより ちょっとだけ忙しいのもあるんだけど なかなか要領が掴めなくて
帰るのも以前よりかなり遅くなっちゃってるしで。
もぉね ブログ更新の意欲も湧かないっちゅうね。(愚痴)

ってわけで気が付いたら 「杮葺落四月大歌舞伎」鑑賞から もう一ヶ月やん。
なんだか 凄い昔のような気がするわ〜。
で 印象に残ってるのは 前歌舞伎座の伝統を引き継いだような歌舞伎座の佇まいと
七緒八くん(勘九郎の息子 勘三郎の孫ね)の可愛らしさだけという。(笑)

中村屋一門総出演 勘三郎に捧ぐと銘打った「お祭り」。
これが観たいがためにチケットを取ったんですが その甲斐はありました。
華やかさと楽しさに溢れる開場にふさわしい演目だったと思います。
しかし 名だたる役者達もさぞかし やりにくかったろうなぁ。
なんせ どんなに華麗に踊っても 観客の目は常に七緒八くんに注がれてんだもん。
ちょっと動けば 「わぁっ」ってなるしさ。(含む俺)
いや でも 毎日舞台の上で役者の動きを見てるせいか 覚えるんだねぇ。
自然に手足が振りをしたり 一緒に見得を切ったりしちゃってさ。
可愛いったらないんだもん。
そりゃ 目で追っちゃうのも無理からぬところ。
変にお祖父ちゃんを背負わすことなく すくすくと育って欲しいなぁと思いました。

「お祭り」とその前の「鶴寿千歳」が華やかだっただけに 後の「熊谷陣屋」が重かった。
有名だし名前は知っていたんですが 観たことはなかったので楽しみにしてたんです。
これもねぇ 吉右衛門さんは熱演だし 玉三郎仁左衛門など豪華な役者勢揃いで
見せ場もたっぷりだし 面白かったんですが 七緒八くんの後だけにねぇ。
義経も出てくるし 首実検があったり 我が子身代りがあったり 
義経千本桜」の「すし屋」と似てる部分も多いんですよねぇ。
個人的には ひねりもあって 泣き所も多い「すし屋」の方が好きだったりしますが。

でぇ 五月の杮葺落もチケット取っていたんですが 仕事の都合で行けず
泣く泣く友人に譲りました。しかも ダブルブッキングで取っちゃっていた
レ・ミゼラブル」は引き取り手も見つかっていたんですが 
そっちの友人も都合が悪くなっちゃって結局 無駄にしてしまったんですよねぇ。
いやぁ もったいなかった。(泣)

ま 「レ・ミゼラブル」(帝劇公演) 5月に一回観たんですけどね。
どうしても もう一回(と言わず何度でも)観たいと思ってるんですが。
その辺は 次のブログで書きたいと思います。
一応 あきらめずに 「レ・ミゼ」2回目鑑賞画策中です。

「キャビン」


ネットでの評判が結構良かったのと あんまり観たい映画がなかったってのもあって
珍しくホラー寄りの この映画を観て来ました。
つっても まぁ そんなに怖くもなかったんですけどね。

で 映画の方は そこそこ面白かったって感じですかねぇ。
ただ 怖がらすだけの映画ではなくって ホラー映画を裏側から見るような
パロディ的要素もあったりで 笑える部分もあるし 楽しくは観れました。
このアイディア 何かに似てるなぁって思っていたんですが
モンスターズ・インク」から 可愛らしさを抜いて 少しだけ気味悪さを足して
ちょっとダークな感じにじたら この「キャビン」って映画になるような気がします。

しかし そんなアイディア一発も 最後の最後に登場の あの女優に
全て持っていかれてる気がします。予期してなかっただけに破壊力抜群です。
しかし よく出たねぇ これに。(笑) 

「うぶな雲は空で迷う」 MONO


これも3月の終わりに観て 既に半月以上が経過。(汗)
「あの女」がイマイチだったんで 大好きな劇団「MONO」の新作
「うぶな雲は空で迷う」には いつも以上に期待をかけちゃっていたんですが
うーん これまた微妙な感じだったなぁ。

いや まぁ 笑いましたけどね そこそこ。
劇団としてのチームワークは最高だし それぞれの役者のハマリ具合も文句なし。
なのですが それが逆に「そこそこ」に感じられてしまうってとこなのかも。

俺の MONO歴は決して長くはないのですが 今までに観た作品はどれも
部分的にでも 突き抜けたとこがあって そこが魅力だと思っていたんですがねぇ。
前作の「少しはみ出て殴られた」も いやーな気分にさせる話ですが
それでも心に刺さるものは しっかりと感じ取れたしなぁ。

話のテーマとしては「燕のいる駅」に似ているんですが
かなりファンタジー系に寄っているので それが俺個人としてはキツかったのかもなぁ。
とも 思っております。
個人的に ファンタジー系って食指が動かない方なんで。

そうそう 前回の「あの女」でも書いた千葉雅子さん。
なんと 通路を挟んで 隣の席で鑑賞なさってました。(驚)
終演後のトークイベントに出演するため来ていたんだと思うのですが
その距離 1mもないんですよ。
あんまり見てはいけないと思いつつ 気になりまくりの俺なのでした。
きっと そのソワソワ感が 鑑賞の妨げにもなったはず。
せっかくだから握手くらいしてもらえばよかったかなぁ。

ってことで MONOの次作&次の鑑賞予定「歌舞伎座杮落し」に期待かなぁ。

「あの女」 猫のホテル


2月の終わりに観て 早く感想を書かなきゃと思いつつ あっという間に半月。
いまいち グッとくるものがなかったってのも筆を鈍らせていたのかも。

大好きな女優兼脚本家の千葉雅子さんが主宰する劇団「猫のホテル」の
公演に行くのは実は初めて。千葉さんは 土田英生さん絡みで知って
そっちで観ることが多かったので。

ただ 今回は千葉さんは脚本のみで 本編前の寸劇にてお目見えしただけ。
ファンとしては やっぱりがっつり観たかったなぁ。

で 「あの女」なんですが・・・。
「あの女」は登場せず 男3人が「あの女」を語りながら翻弄されまくるという 
桐島、部活やめるってよ」(観たことも読んだこともないけど)方式。
なのですが なんせ この「あの女」が 俺には特に魅力的に感じられなかったので
ちょっと話にノレない部分も多かったです。演出も脚本同様 張りつめた空気感を
上手く出していたと思うのですが ちょっと一本調子で変化に乏しかったかなぁ。

下北沢の「スズナリ」は初めてだったんですが 座席間が狭い。
歌舞伎座も狭かったですが それを上回る狭さで かなり辛かったっす。
舞台が近くって ほんと目の前って感じだったのはよかったんだけどねぇ。

ってわけで 2013年の初芝居鑑賞は 全体的に いまひとつだったっす。(汗)

「テッド」


これ 面白かったぁ。
評判がいいのは聞いていたんだけど 特に観るつもりもなくDVDでいいかぁと
思ってたのに レイトショーの魔力に負けて観ちゃいました。
ま 他に観たい作品がなかったってのもあるんだけど。(汗)

なにしろ テッドがカワイイ。
それに尽きます。
下ネタ吐きまくりだけど そのオヤヂ臭さも個人的には最高でした。

マーク・ウォルバーグも 大人になりきれない男を上手く演じていたし
ミラ・クニスとのバランスもよかったしね。
 
思わぬ拾いもの的な映画でした〜。

「ゼロ・ダーク・サーティ」


全編を貫く緊張感 半端なかったっす。
9.11の映像は何度も何度も繰り返し見たけれども 
その後のビン・ラディン殺害については ほとんど詳細は知らなかったので
事実を知るという意味でも 興味深く観ることが出来ました。

殺害の是非や 拷問の善悪など 何が正しくて 何が間違っているのか
簡単に答えの出せない問題はあるけども そういうのを抜きにしても
捜査官のマヤがビン・ラディンに迫る過程は 映画として面白かったです。

そういえば 俺 「ハートロッカー」って まだ観てないんだよなぁ
ってことを思い出し 無性に観たくなってしまいました。