「ラッセル・ワトソン in concert 2012」

プレイガイドと言えば ぴあやe+(イープラス)がメジャーで もちろん俺も以前から
よく利用させてもらってますが 先行販売とかメリットもある半面 手数料とかも
バカにならなくって 下手するとそういうのだけで1000円近くかかってしまうことも。
なので 最近は 歌舞伎だったら松竹 帝劇だったら東宝と 直接買うことが多い。
これだと手数料もかからないし 発券も窓口で当日でも出来るしね。

あと 最近よく利用するのが カンフェッティっていうサイト。
ここも 普通にプレイガイドとしてチケットを扱っているんだけど 
ここの特徴はディスカウントしてチケットを販売しているところ。
もちろん全てのチケットってわけではないし 公演によって割引率や割引金額も
違うんだけど。不況の影響もあるんだろうけど よっぽどの人気演目や人気歌手とか
でなければ即日ソールドアウトなんてことも少なくなってきてると思うので
行こうか迷ってる位のレベルだったらディスカウントされるかどうか待ってみたりも。

で 昨日は そういうディスカウントのチケットを使って ラッセル・ワトソンって人の
コンサートに行って来ました。正直 案内のメールを見るまで この人のことは全く
知らなかったんだけど 1000円で買えて しかもポイントが1000円分付くという
実質0円のチケットだったのでまぁ いいかなぁと 友人のおば友(♀)を誘って 
渋谷オーチャードホールへと行って来ましたです。

行く前に検索かけて You Tubeとかで聴いた感じでは 
Il DivoとかPaul Pottsとかと同じポップスとクラッシクのクロスオーバーな
ジャンルだったので 実は密かに期待してたんです。
しかも 映画「テルマエ・ロマエ」の主題歌「誰も寝てはならぬトゥーランドット)」を
歌ってるていうしさ。この映画 観たけど まさかこの人の歌唱だったとはね。
この曲 大人気で それこそ 色んな人がこぞって歌いまくってるから 
全然気にもしてなかったんだけどさ。

で このラッセルさん イギリス人で 動画を見る限りでは なかなかな男前。
まぁ 俺の好みでは全くないんですけど。

というわけで 色々な期待と不安を抱きながら 会場へ。
チケットは当日引き換えだったので とりあえず列に並んで10分程待ったかなぁ。
会場前は かなりな人だったんだけどさ 引き換え必要なしの正規チケットの人達も
並ぶのは何故なんでしょうねぇ?開場時間に合わせてくればいいのに。
席決まってるんだったら 開演ギリギリでも問題ないのに日本人の並びたがりって
不思議だよねぇ。(別に好きで並んでるんだろうから文句はないんだけどさぁ。)

で 無事チケット入手して 会場内へ。
1階後方だったけど正面に近い席で 十分過ぎるほど。
チケット見たら 正規価格はS席12000円ってなっていたのに 実質タダなんだから
それこそ文句なんて言えるわけないんだけど。(汗)

オーケストラの奏でる「カルメン」の前奏曲からスタート 合唱団も連なり 
ど派手なオープニングから こっちの気分も最高潮になりました。
そんな中 登場したラッセル・ワトソン。 
「オーソレミオ」の最初の歌い出しで圧倒されましたねぇ。
声量も声質も素晴らしくて 鳥肌もんでした。
なかなか お茶目な性格らしく 時折日本語も交えながら話す姿もリラックスしていて
見ていて聴いていて こちらも笑顔になってしまう感じでした。
ただ ルックスは劣化が進んでいるのか オジサン入ってる感じがしたけど。
歌ってるとノーブルなのに 笑うと品が無くなっちゃうとこは
逆にギャップがあって人間味を感じたりもしましたが。

ゲストで登場した ル・ヴェルヴェッツという日本版Il Divoみたいな5人組は
「Time to say good-bye」を熱唱。ハーモニーの凄さに感動しました。
ただ 「威風堂々」「喜びの歌」を日本語で 独自のアレンジにした曲は
安っぽかったし 彼らの良さが出ていないなぁと思いましたけど。

ラストの「誰も寝てはならぬ」からのアンコールも含めて 大幅に閉演時間を
オーバーするサービス精神も なかなかいい奴じゃんと思ったり。

生のオーケストラに 生の合唱団 ってだけでもゴージャス感たっぷりなのに
ゲストも素敵だったし ラッセル・ワトソン自身が素晴らしかったので 
これを タダで見させてもらって なんだか申し訳ない気もしちゃいましたけど。
おば友(♀)も 堪能してくれたようで いい夜になりました。


大好きな「Caruso」も歌ってくれました。(笑顔)