「SAFE セイフ」

映画


ここんとこ　観る映画観る映画　期待外れが続いていましたが　
この映画は　なかなか面白く観ることが出来ました。
満点はあげられないけど　及第点はあげられるかな　位の感じ。

思いっきり　ネタバレっす。

割とよくあるタイプの話だと思うんですよね。
子供絡みで　マフィアとか絡んで　アクション炸裂みたいな。
「マーキュリー・ライジング」とか「レオン」とか「アジョシ」とか
類似の作品も　結構あるしね。

それでも面白く観れたのは　見せ方が上手かったからってのも大きいと思います。
少女の側からと　中年男の側からと　絶妙な感じで切り替わって進んでいくし。
展開も速いので　ぐいぐいと引っ張っていってくれるしね。

中年男を演じる　ジェイソン・ステイサムは　さすがの格好よさ。
この　くたびれた加減も　セクシーに見えちゃうんだから中年親父の星です　まさに。
個人的には　「エクスペンダブルズ」のイサム兄貴は無理してる感じがして
イマイチなので　この映画みたいな絶妙な汚れ具合の方が萌え濃度高いです。

少女役のキャサリン・チェンって子の　ブスっぷりもいい感じです。
どっから見ても全く可愛くないってのが　逆に新鮮です。

で　こっからは　マイナスポイント。
まず　展開が速いのはいいんだけど　加速がついてって最後の方にいくにつれ
説明が疎かになっちゃってるんだよねぇ。最後のボスキャラの登場も突然だし
そのボスキャラめちゃくちゃ強いんだけど　その説明もないし　
イサム兄貴との関係もイマイチよく分からんうちに対決みたいになっちゃうしさぁ。
最後には殺しちゃうにしても　もう少し　肉付けってもんが欲しいかなぁ。

少女役の設定が　数学の天才ってなってるんだけど　それが中途半端なんだよねぇ。
一度見た数字は忘れないってさ　数学じゃなくて記憶力の問題じゃん。
しかも　憶えさせられる数字の羅列の謎を解くのはイサム兄貴なんだもん。
それで数学の天才って　おかしくね？

その数列が暗号になってるんだけど　それが金庫を開ける鍵ってのもなぁ。
しかも　その金庫ってのが旧式のダイアルを回すタイプのなんだよ〜。
少女を　銃撃ちまくりながら追いかけ回すより　金庫破りを雇った方が早いっての。

警察内部の汚職っての最近よく出てくるけど　あまりにも悪の方が大多数過ぎない？
ほとんどが悪徳警官で　一人の正義漢を排除しようとするパターンばっかじゃん。
映画なんだから　極端でもいいんだけどさ。
その一人のために　どんだけ犠牲払ってんねんとか思うと　
馬鹿じゃね？って　なんか醒めちゃうんだよねぇ。
だからさ　そろそろ　このパターンも潮時かなぁって思うんだよねぇ。

って　なんだか　マイナスなとこの方が多い気がしてきた　書いてるうちに。（汗）
ま　普通に面白かったです　ほんと。