「アイーダ 愛に生きた王女」


ロンドン五輪真っ只中 暑さも真っ只中な十日程前。
突然 本当に突然思い立って劇団四季の「アイーダ」を観に行って来ちゃいました。
いや まぁ かなり前から気になっていた演目ではあったんですけどね。
「ライオンキング」等 ディズニー製作のミュージカルで観るんだったら
まぁ「アイーダ」だろうなぁってのは 以前から思ってはいたんです。
で 東京での再演もいよいよ8月12日までってのに気づいて行って来ました。

やっぱ ギリギリでも行ってよかったなぁと思いました。
オペラの「アイーダ」も全く知らないわけで 「アイーダ」で連想するものと言えば
サッカーの応援とかで使われる「凱旋行進曲」位の知識しかない俺ですが
純粋にお話としても面白くて とても楽しめました。
ただ 作曲をエルトン・ジョンが担当しているのもあって それが色濃く出ています。
オペラ座の怪人」とか「レ・ミゼラブル」は クラッシックなオペラに近い曲ですが
アイーダ」は もっとポピュラーなロックに寄った曲になっています。
なので 「オペラ座」とか「レ・ミゼ」を見慣れた方(含む俺)には
ちょっと軽いかなぁと感じるかもしれません。舞台装置も 凄くシンプルなので
そういった点でも 重厚感を感じるのはちと難しい気はしました。
ただ その分 展開は軽快だし ストーリーも整理されていて分かりやすいし
大がかりでない分 心情がより濃く描かれていたような気がします。

演出で特徴的なのは 現代の博物館に展示してある埋葬室を見学している
男女から始まって 古代エジプトの悲恋が描かれ 
ラストはまた この原題の博物館に戻り 見学している男女が
導かれるように出会う場面で終わる ってとこかなぁ。
エリザベート」の棺桶を出るところから始まって 
棺桶に収まるところで終わる ってのと ちょっと似ているけど。

アイーダに恋するラダメスを演じる阿久津さんは 劇団四季では珍しく
個性の強いタイプかなぁと思いました。ま 俺 劇団員を語れる程
詳しくないのですが 四季って個性よりも 演目の質を上げるのに
注力している感じが強いので 阿久津さんは ちょっと独特な感じがしました。
ルックスも ちょっと濃い目ないい男だし 退団しても十分やってけそう。
個人的には 顔立ちは まぁ好みではないんですが ほとんど上半身裸に近い
衣装だったので 鍛えられた胸筋の盛り上がりに目が釘付け状態でした。(笑)

ディズニー・ミュージカルの「美女と野獣」 これも東京での公演は
年明けの1月位までみたいなので 行っておこうかなぁ。
前にも書いた「キャッツ」も11月までだし・・・。
ま 結局 今回みたいにギリギリで駆け込むことになりそな予感がするけど。