マイナー種目の矜持・男子フルーレ団体


内村選手 納得の演技で種目別・床の銀メダル。
室伏選手 投擲には不満はあるかもしれないけれど 
ここまでやってきた事に対しては納得の銅メダル。
どちらも両者の思いのこもった 演技と投擲を見られた気がします。

女子のマラソンは最初は観ていたんですが日本勢が後退しだした辺りからは
卓球の男子団体にチャンネルを切り替えちゃいました。
ここにきて普段なかなか目にする機会のないマイナー競技が面白くて。
つっても 卓球はマイナー競技の中ではメジャーな方だと思うけど。
一応 選手の名前と顔くらいは分かるしね 俺でも。
しかし この男子の団体はもったいなかった感じがしたなぁ 見ていて。
エースの水谷選手は2勝したけど ダブルスで勝てなかったのが痛かった。
いくら天才と言われる丹羽くんでも 勝敗のかかった5戦目は荷が重すぎるでしょ。
17歳に それを背負わせる前に勝負を決めなきゃいけなかったね 日本は。
女子の団体は逆に盤石とも言える戦い方で決勝進出。
3人とも泣いてましたねぇ。ってか監督も泣いてたか。
メダルが確定して ほっとしたのもあるだろうけど 
決勝は悔いの残らないよう 攻めて攻めて攻めて欲しいなぁ。

攻めるっていえば最後まで攻めてくれたフェンシング・フルーレの男子団体も熱かった。
ってか こっちは正真正銘のマイナー種目。(汗)
北京五輪の大田選手の銀メダル獲得で 多少認知された感はあるけど
それでもオリンピックでもなければ 一般的にはなかなか目にする競技じゃないもんね。
準決勝のドイツ戦のラスト2秒で大田選手が同点に追いついて延長で勝ったシーンは
本当に感動でした。はっきり言って細かいルールはよく分からないんですが
それでも 観ていれば競技の面白さは伝わってくるし 白熱の攻防は見応え十分です。
で 本日の一押し男は この団体の決勝でロンドン五輪初登場になったという淡路くん。
まだ あどけなさの残る23歳。こんな外見に似合わず決勝での攻めは凄かったっす。
あ 画像では右から2番目の子ね 淡路くんは。
大田選手がメダル獲得後のインタビューで 競技普及に努めたいって言ってたけど
マイナー競技の宿命を背負いながら競技以外の面でも真剣に向き合っている姿勢が
素晴らしいなと思いました。柔道とかは もちろん違った重圧があるのは分かりますが
強化費の面やサポートの面で恵まれているってことを もう一度選手・スタッフ共に
よく考えて これからの競技を見つめ直してもらいたいなぁと思いました。

今日の深夜はなでしこの準決勝・フランス戦。
五輪直前の試合では完敗している相手で 今アメリカ以上に勢いのあるチームと
言われているので ここが正念場。その完敗を生かして どんなに泥臭くてもいいから
勝って欲しいなぁと思います。