後味の悪さ残る体操男子団体決勝


ここまで審判に振り回される五輪ってのも珍しくはないでしょうか?
水泳のパク・テファン選手の失格→抗議を受けビデオ判定の結果 失格取り消し。
なんてのもあった矢先 体操男子団体決勝でも内村選手の採点を巡って
かなり長い時間をかけてビデオ判定をし 日本側の異議が受け入れられ
得点が訂正されました。それは審判のミスであって選手に責任はないわけですが
最終種目の最終演技者の採点で この得点がメダルの行方を決めることに
なってしまったので 場内は騒然とした雰囲気になってましたねぇ。
当初の内村選手の得点では 日本は4位と発表されたわけですが
訂正後は銀メダル獲得となったわけで 銀メダルから銅メダルへ降格した
地元イギリスと 銅メダルから4位となったウクライナの選手には
気の毒な感じがしましたねぇ。これを含めて今回の五輪では審判の質というものが
問われている気もします。選手の技術力・スピードの向上に審判が追いついてない。
そんな感じがします。ビデオやテクノロジーの向上で多方向からの判定が可能に
なっているわけですが それを使いこなしてこその審判だと思うので
特に4年に一度の大会で これだけのミスが連発されるのは少し異常かなと。
選手や観客からの信頼を回復させるためにも 審判員には奮起してもらいたいっすね。

その体操男子団体決勝は 中国の圧勝でした。日本も健闘していましたが
そこには歴然とした差があったように感じました。どうしても内村選手頼みに
なってしまっていて 相当な負担がかかっていた気がします。
ただ最年少の加藤選手が大舞台で一番落ち着いて体操をしていたのが
明るい材料かなぁと思いましたが。
競技終了後のインタビューで内村選手が「銀メダルでも4位でも同じ」と発言
していました。エースとして団体決勝に人一倍の意欲を見せていた内村選手の
本音としては それは理解できないわけではないのですが。
それでも 自身の採点を巡ってのトラブルがあって コーチ陣が訂正を求める抗議に
奔走しているのを知りながら こういう発言を声に出してしまうのには違和感を
感じてしまう俺です。だったら抗議なんか止めさせて受け入れたらよかったじゃん。
それに内村選手の得点の訂正によってメダルを逃すことになったウクライナの選手が
これ聞いたら やっぱり面白くないんじゃないかなぁと思うしなぁ。
ってわけで なんだか後味が凄く悪くなってしまいましたが 団体決勝の呪縛から
解き放たれた内村選手が個人総合で爆発してくれることを期待したいと思います。

で 今日の一押し男は もちろん山室光史くん。
跳馬で怪我をしてしまいましたが大丈夫なんかなぁ?
個人総合にも残ってるけど 出場は難しそうな気もしますが・・・。
おんぶされて運ばれていく ヤマムー(山室くん)は最高にキュートでした。
あ ちなみに おぶっているのは 現在はコーチの冨田さん。

水泳陣は 北島選手を除いては なかなか好調のようです
寺川さん 入江くん そしてそこまで期待が大きくなかった女子平泳ぎの鈴木さんと
3者が揃って銅メダルを獲得。これが北島選手に火を点けてくれたらいいですけどね。

柔道女子の松本選手が金メダル第一号。
しかし この子 凄い顔だよね 試合中。
なにはともあれ よかったです。
男子の 中矢くんは銀メダル。 
メダルは取ってるけど 金メダルには なかなか届きませんねぇ。

今日の柔道は フィジーのあの旗手の登場っす。
少しはテレビでも流れてくれるといいけどなぁ 彼の試合が。