「藍宇 〜情熱の嵐〜」「モンガに散る」(DVD)


(ちと前だけど)1日の映画の日に なにか映画でも観に・・・って思ったけど
なーんか興味をそそられるモノがなくって 録りためたDVDをごそごそっと。
で 選んだのが「僕の恋、彼の秘密」っちゅう映画。
台湾(台北)を舞台にした若いゲイの恋愛もの。
何度も観ているんだけど めちゃくちゃ可愛くて大好きな作品。
この映画を観てると 「ゲイであることに悩む」よりも
「恋愛のことで悩む」方が 全然いいじゃんって素直に思えちゃう。
俺が高校生くらいの時に この映画に出会えていたら 
もしかして全然違う俺になっていたかもなぁ。
って 今の自分が嫌いとかいうわけでは全くないんですけどね。

したらさ なーんか 火が点いちゃったので またごそごそっと。
こんなん出ました 「藍宇 〜情熱の嵐〜」。
かなり前に おば友に頂いたDVDだと思うんだけど観てなかったし。(汗)
ゲイものってのは知ってたんだけど 内容は全く知らずに観たら
これが「僕の恋、彼の秘密」とは対極にあるような作品でした。
でも また こういう感触の映画も嫌いじゃないんですよねぇ。
めっちゃ メロドラマやけど 分かっちゃいても泣けました。
もうちょっと伏線が生きてくんのかなぁとか思ったけど
予想以上の直球だったので 余計にガツンとやられた感じです。
ラン・ユー君は全然タイプじゃなかったけど チェン・ハントンを演じた
フー・ジュン(胡軍 )さんは 個人的にイケるタイプだったので
ラストの姿は痛々しくて そこにまたそそられちゃいました。(笑)
検索かけたら「レッドクリフ」とか出てんのね。
三国志っつうか 歴史もんは苦手な部類なんだけど観てみよっかなぁ。

でぇ またごそごそっと。
したら 「モンガに散る」が 出てきましたとさ。
これはゲイ的要素ないんかなぁって思って観始めたんだけど
いやぁ 結構色濃く雰囲気が出てましたねぇ。
もちろん上記2作みたいな それをテーマにした映画とは全く違うけど。
それでも エッセンスは間違いなくふりかけられています。
最後は涙なくしては観れないです これも。 しかも号泣系。
こういう友情絡み系は めちゃくちゃ弱いんです 俺。
しかも 「藍宇」とは反対に 細部の伏線までしっかりこだわって
繋げられていて それが見事にハマっているので映画としての完成度も
めちゃめちゃ高いと思います。出てくる役者全てが適役で しかも熱演。
中でも 一番は やはりモンク役のイーサン・ルアン君でしょう。
個人的に 坊主に弱いってのもあるけど 完璧惚れました。
柄本祐くんっぽいマーク・チャオも負けてなかったですけどね 演技では。
観終わって思ったのは これまた大好きな映画なんですけど
友へ チング」に テーマや構成がかなり似ているんじゃないかってこと。
ま 細部はうろ覚えなんで あくまで俺の推定でしかないですけど。
でも 同じアジアの映画なのに やっぱり質感は全く違う。
それが面白いとこだよなぁと思いました。
友へ チング」は温度は高いけど熱さを感じさせない青白い炎。
「モンガに散る」は火照りや湿度までも感じさせる真っ赤な炎。
どちらにも 火傷させられてしまいます 確実に。

まだまだ 「映画は映画だ」とか 「息もできない」とかあるんだけど
それは次の機会に観ることにしよっと。

画像は 幸せそうな照れ笑いのモンク(ルアン君)。
好きな人に こんなんされたら そら自然と笑顔になっちゃうよねぇ。