土田英生セレクションvol.2「燕のいる駅」


絶対に観ようと思っていたのに直前にならないと動かない。
それが俺です。これもようやく前日に前売りを予約する始末。
それでも観れたんだから いいよね。
って全然直そうという気がない俺です 結局のとこ。
土田英生セレクションの第二弾。最初の「初恋」が俺にとって
初めての土田作品になったわけですが これがもう大好きで。
結局2回観たんだったよなぁ。
それから劇団MONOの作品も上演の度に通うようになって。
だから見逃すわけにはいかんのです。
とか言う割には前日なんですけどね 前売り買ったの。

で 「燕のいる駅」 めちゃめちゃよかったです。
やっぱりギリギリでも買ってよかったです。
最後のシーンでは涙が止まらなかったです。
途中もかなりヤバかったんですけど最後の最後は我慢できなかった。
世界の終末というと俺にはすぐ浮かぶ作品があって
それは伊坂幸太郎さんの「終末のフール」なんですけど
ちょっと思い出してしまいました。
あれは隕石が衝突とかいうんだったかなぁ。
「燕のいる駅」は原因不明のタヌキ雲が大きくなっていくにつれて
耳が聞こえなくなってきたり 眠くなってきたり
トイレが近くなったりと 気がついたら いつの間にか
それが忍び寄って来ている怖さがありました。
そいでも笑っちゃうというか 笑わせられちゃう。
でも だんだん笑うしかない感じになっていく怖さ。
その辺りは流石だなぁと思ってしまいます。

土田さんが演じて欲しい役者さんにオファーして
キャスティングするのが このセレクションの目玉。
俺は「初恋」で衝撃の出逢いをして その後出来る限り追っかけている
千葉雅子さんという女優さんが目当て。
殆ど女優には興味がない俺なのですが
千葉さんは性別とか関係ない別格で格別な俳優さん。
そんな千葉さんの相手役になる男優さんが
土屋裕一さんっつうんですけど ちと惚れました。
目もパッチリしてるし 外見は俺の好みとは全く違うんですが 
まくしたてるように喋る感じとか 理詰めで上司をやり込める
生意気な感じとか 妙に可愛く見えちゃったんですよねぇ。
この二人のやり取りが最高に面白くて そして最高に悲しかったです。
あ〜 でも この土屋さん *pnish*という劇団所属なんですけど
ちと追っかけたいっす つうか追っかけます。
こうやって どんどん観たいもんが増えていくんだよなぁ。

観ている間ず〜っと気になっていたのが
「主役の女優さんって何って人だっけ?」ってこと。(←ひどい)
もちろん超有名な女優さんだし 白線流しに出てたってのも
知ってるんだけど なのに出てこないの 名前が。
つーか ほんと俺 女優には興味ねんだなぁ〜っ。(汗)
あ パンフレット見て「酒井美紀じゃんっ。」って分かったけどね。

っつうわけで もう一回観たいって思ったんだけど 
千秋楽も近いし都合もつけられそうにないので断念。
でも 死ぬまでに もう一度観れたらいいなぁ。
あ 震災以降 こういう一言にも大きな意味が
重ねられるような感じがあったけど 純粋な気持ちです。
「燕のいる駅」のように終末が迫ってくる状況になっても 
出来ることなら大好きな芝居を観たりして
過ごしていけたらいいなぁというのが 俺の理想だったりします。
ま それには役者や作家さんにも 最後の最後まで
頑張ってもらわないといけないんだけど。

えーと このブログは男が好きな俺(良太♂)が
大好きな芝居や映画やコンサートや なんやかんや観てきたことを
勝手にあーだこーだ書いていこうっちゅうことで始めました。
基本 「良い悪い」ではなく 俺の「好き嫌い」で
語られることになると思います。

劇的な生活なんか全然過ごしてない俺ですが
何かを観ている時だけは別。
そんな瞬間を書き綴っていけたらなぁと そんな風に思っています。